夏のある日、ミヤコ(藤野涼子)は東京で楽しい時間を過ごしていたはずだった。しかし、彼女がキャリーバックを転がしながら京都駅から出てくる姿を、空吉(佐々木蔵之介)は見かけてしまった。彼は一体誰と一緒に東京へ行っていたのだろうか?そんな疑問を抱きながら、空吉はいつものように訪問診療に出かけることにした。訪問先の提灯屋さんで、空吉は先ほど見かけたキャリーバックを発見した!彼は勝手に提灯屋さんの跡継ぎ息子である敦彦(結木滉星)とミヤコが付き合っているのだと思い込んでしまった。一方、ミヤコはアルバイトの豆腐配達の帰り道で、鴨川でひとりの女性を見つけた。それは空吉のかつての想い人である佐知子(松本若菜)だった。佐知子は再婚を機に遠くに引っ越したはずだったが、なぜ京都にいるのだろうか?聞いてみると、佐知子の再婚は嘘だったことが判明した。彼女はなぜ再婚の嘘をついたのか、そしてなぜ京都に戻ってきたのか…。空吉とミヤコはそれぞれの疑問を抱えながら、彼女の真相を追い求める旅に出ることになった。