平成元年に生まれた主人公のみずほ（石橋菜津美）は、目標もなくただ日々を過ごすアラサー女子だ。彼女は地元の同級生である柚木（土村芳）と美佐江（瀧内公美）と一緒に暮らしている。ある朝、いつものように朝食を食べながらテレビを見ていると、近所の施設が火事になったというニュースが流れるが、3人はただの雑談に夢中だった。しかし、その頃、町ではゾンビのような存在が現れ、住人たちを襲い始めていた。日常が壊れていく中、みずほは異変に気づかず、別居中の夫である小池（大東駿介）との離婚話し合いのためにファミレスに向かうが、途中で立ち寄ったコンビニでゾンビに襲われてしまう。町は封鎖され、無政府状態になり、人々は食料を求めてコンビニに集まってくる。美佐江と小池も一緒にコンビニに逃げ込んできたため、みずほは夫の不倫相手が美佐江だったことに気づく。混乱する時間の中、彼女たちはスマホで見つけた奇妙な動画に気づく。それは「ゾンビに〇〇をやってみた」という悪ふざけのタイトルが並んでいるものだった。絶望する人々ばかりではなく、このYouTuberのようにチャンスとして人生を逆転させようとする人々も現れ、人々の欲望が歪んだ形で噴出していた。そして、みずほは自分が生きる意味に気づくことになるのだった。